TOP > 平成31年度 第1回泊親会強化選手合同稽古会(秋川体育館)



平成31年4月14日(日)に平成最後の強化練習会が行われた。 本年度としては最初第1回目の強化練習会が、あきる野市の秋川体育館で盛大に行われた。 これは当会派の選手たちが一つ、二つでも伸びる為の合同練習会だ。 今年1年、多くの試合へと臨んでいく選手たちへの会派一体となっての行事である。
本年度の総会で会長交代があった。 会長であった田野安男先生(洗心館)が引退し名誉会長となり、これからの会派を引っ張って行くのが新会長に就任した清水道場の堀川博明先生だ。 その堀川博明先生の挨拶から始まった強化練習会。 桜が満開の桜吹雪の中、本日一日みっちり稽古する。
準備運動が終わり、組手稽古組と形稽古組に分かれて一日中、みっちり稽古をする。 長ぁ〜い一日になりそうだ・・・しかし、選手たちの瞳は、やる気で輝いていた。 この稽古会で一つでも実になる物を掴もうとする気迫がひしひしと伝わってくる。
形の練習はキツイ! 「形」は演武中ほぼ、ずーっと中腰のままなのだ。 つまり、膝を曲げた状態が、ずーっと続く。 また、先生からは「頭の先から、つま先まで神経を集中せよ!」と激が飛ぶ。 立ち方から腕の位置、身体の芯まで細かく注意が入る。 運動不足の普通の大人だったら、1〜2分で根をあげてしまうだろうね(笑)
組手の練習もキツイ。 なにせ相手がいる・・・相手の目から逃げずに前に出ていく・・・。 これは本当に怖いもの。 しかし、当会派の選手たちは、そんなものは、すでに克服している。 怖がらずに前に出て、突きを出す、蹴りを浴びせる。 その背景には、しっかりとした「技」を教えてもらっているからだ!
昼休憩をはさんだ後、また稽古を進めていく。 そこには午前中より、もっと気合いの入った選手たちがいた。 この貴重な稽古会で、自分に足らないもの一つでも多く吸収し、自分の得意とするものを、さらに伸ばしていく。 そんな気迫が選手たちから伝わってくる。
もちろん、先生たちも気合い入りまくりだ。 「激」を飛ばすと、その激に必死に答えてくれる選手たちだから、先生たちの気合いが上がるのは当たり前かもしれない。 道場中に響く、選手たちの気合い声と、先生たちの激声。 午後の練習はヒートアップ!
組手稽古は試合形式の練習へと移った。 普段、大会でしか会えない他道場の相手と何回も試合できる。 今日の練習でつかんだ新しい技を出すんだ。 練習なんだから勝ち負けよりも、新しい技を一つでも多く出して、自分のものにすることが、この試合形式練習の目的なんだから。
「形」の動き、ひとつひとつには必ず意味がある。 今までも何十回、何百回も練習してきた形でも、その動きの意味をとらえ間違えていたら形は完成しない。 先生からは何回も「指定形なんだから・・・」という言葉が発せられる。 動きの意味を知り、それを体現できたときこそ、本物になれるのだ。
強化練習会もそろそろ終盤を迎え、仕上げに入っていく。 今日の練習会は実になる物があったかどうか・・・それを確認できるのは、これからやってくるシーズンの試合一つ一つであろう。 選手たち諸君、昨年よりも成長した姿を、大会で見させてくれることを期待する。 いや、きっと見せてくれることであろう。

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