TOP > 令和7年度 第40回日本空手道泊親会全国空手道選手権大会(あきる野市秋川体育館)



令和7年8月17日(日)あきる野市秋川体育館で我が泊親会に所属する各道場一同にそろい、道場の看板を背負い、泊親会で一番を目指す夏の熱い熱い戦いが行われた。 泊親会は全国で名を轟かす団体だ。 泊親会の名を背負って空手道を突き進む選手が出てくると、相手は一目置くほどだ。 その選手たちが集まり、当会派ナンバーワンを目指す。
何十年も、この当会派を支えてきた先生たちが選手たちに気合いを入れる挨拶をする。 選手たちは、その言葉を一心に受け止め、今日の試合に望む。 大会名誉会長の衆議院議員の井上信治先生も駆けつけていただき、気合いのご挨拶を戴いた。 
早速、形の試合が始まった。 驚きなのは、幼年のクラス・・・「えっ?幼年?」と思わせる形を披露する。 気合いはもちろん、突きも、蹴りも素晴らしい。 なにより、ちゃんと形を理解している?と思うような演武である。 幼年の子が形の動きを理解できているとは思わないのだが・・・いや、理解していないと、この形は出来ないよ・・・
審判の先生たちが前で見ている・・・真剣な表情で・・・幼年の選手や、小学低学年の選手たちにとっては、それだけで怖いよね・・・でも、日々の稽古で繰返し行ってきた形を見事に演武する。 勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。 
形は練習をしているか、していないかが、すぐにわかる。 どんなに出来る様な雰囲気をまっとっていても、立ち方、握り、腰の動き、なにより足の運びを見ると一瞬でわかる。 日々の練習を怠っていると、どんなに運動神経が良い選手でも必ずボロがでる。
しかし、皆んな素晴らしい演武を見せてくれる。 どれだけ練習をしたのか・・・どれだけ毎日の稽古に真剣に向き合ったのか?・・・芯がずれない・・・重心の位置がしっかりしている・・・凄い・・・
一人、一人の演武をシャッターに収めた。 私から見た赤と青の選手、甲乙付けがたい・・・トーナメントが進んでいくと、もうどっちが勝っても良いくらい。 赤の選手も青の選手も素晴らしい演武を見せてくれる。 
しかし、勝敗はある・・・5人の審判が、その判定をするが、3対2の構図が増えてくる・・・審判も迷っているんだろう・・・本当に紙一重の演武なのだから仕方ない・・・審判も重点を置く項目で点差が変わる。
中学生、高校生になってくると、もうわかりません・・・どっちが勝つのかなんて・・・ 気合い、スピード、キレ、「素晴らしい」としか言い様のない演武が続く。 一番嬉しいのは一般の部に出場する選手が多いこと。 歳をとっても試合に望む姿は尊い・・・
子どもたちの試合を見ることは多い。 しかし歳を重ねた方々の試合を見るのは、そうそう無い。 マスターズの大会くらいか・・・ その形演武は素晴らしい。 一つ、一つの動作に意味がある・・・と言うことが、凄いわかる。
形の試合が終わり昼休み・・・窪川先生の空手道真髄演武を行っていただいた。 それは、それは何十年も極めてきた空手道を突き詰めてきた先生だ。 スピードや勢いでは無く、一瞬の力を極めた演武であった。
午後になり、さらにアリーナ内の温度が上がった! 組手の試合が始まったのだ。 選手も、指導者の先生たちも、保護者の皆さんも気合いが一層高まる。 熱い、暑い8月の体育館。 もちろん冷房がガンガンに入っているが、それ以上に選手たちの熱気がアリーナ内の温度をヒートアップさせる。
各コートから聞こえてくる選手たちの気合いの声。 それに負けない保護者の皆さんの応援、声援、拍手。 戦っているのは選手たちだけでは無い。 選手に携わる先生や保護者、仲間、先輩たちも一緒に戦っているんだ!
その数々の声援に後押しされ、選手たちは突きを射す。蹴りを出す、前に出続ける。 わずか数分の試合時間だが、その時間いっぱい技を繰り出し続ける。 我が泊親会は試合に勝つための上手い技だけでは無いぞ。 強い技を目指すんだ!
相手を見据える・・・逃げない・・・前に・・・。 防具に守られているとはいえ、やはり怖いし、痛い。 急所に入ってしまったら呼吸も出来ないほどのダメージをくらう。 怖い・・・でも逃げない。 相手の懐に入るんだ。 
間合いを見極める。 呼吸を見極める。 相手より一瞬早く動く。 または相手の動きを見極め、対応する技を繰り出す。 時間いっぱい、神経を研ぎ澄ませる。 けっして上手いだけ選手が勝つ訳では無い。 
十数年前とは比べものにならない位にレベルがアップしていることがわかる。 小学生が出来るとは思えない技のオンパレード。 泊親会の先輩たちは、全国でも名を轟かせている選手が多い。 その選手たちを応援して、動きを見ているからだろう。
さらにアリーナ内の温度が上がったように感じる・・・見ているだけで汗が止まらない・・・ その暑さに負けない選手たちの気合いが熱い! 各コートもトーナメントが上がって行き、強い選手たちが生き残る。 暑くなるわけだ・・・
組手の試合もどんどん進み、中学生から高校生、一般の試合へと・・・やはり大人の試合は見ている方も緊張するね。 一瞬の交刹で勝敗が決まる。 それは、それは早い突きであったり、力の蹴りであったり・・・
一般女子の試合も迫力が凄いある。 子どもたちにも負けない気迫と気合いで相手を追い込んで、追い込んで一瞬の刹那に突きを放つ。 蹴りが飛ぶ。 だけど、試合が終わると相手を気遣い、握手をする。 健闘を称え会い抱き合う選手もいる・・・武道精神「礼」ですね。
この日は長野県で全国中学校大会空手道競技(全中)が重なっていた。 きっと我が泊親会の中学生選手たちも全国の舞台で大暴れをしていることだろう。 だけど、それに負けず、劣らず、こっちの大会も熱くなってるよ!
今年も大きな怪我や病気の選手も出ず、無事に大会を終了することができました。 これもひとえに大会の運営をしてくれた関係各位と審判の先生方のおかげと感謝を申し上げると友に選手の皆さん、大変お疲れさまでした。 これからも泊親会は進み続けます!
第40回 日本空手道泊親会
全国空手道選手権大会
結果表PDF (pdf.90.3KB)
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